【時系列まとめ】川崎幼稚園バス置き去り事件|河本千奈ちゃん父親の言葉が悲痛すぎる…

スポンサーリンク

静岡県牧之原市静波の認定こども園「川崎幼稚園」で園児の河本千奈ちゃん(3)が通園バスに置き去りにされ、死亡する事故が発生しました。

その後、川崎幼稚園がひらいた保護者説明会にて千奈ちゃんの父親が語った話の内容をまとめました。

スポンサーリンク
目次

どんな事件?

2022年9月5日、静岡県牧之原市静波の認定こども園「川崎幼稚園」にて

園児の河本千奈ちゃん(3歳)が、通園バスに5時間置き去りにされ熱中症で亡くなるという事件が起きました。

搬送先の病院で死亡が確認されましたが、 死因は熱中症でも最も重篤な「熱射病」だった事が発表されています。

この日は30.5度を超える真夏日で、窓も締め切られた車内の温度は、想像を絶する高温であった事が伺えます。

【事件当日の経緯】

▪8:50  バスが幼稚園に到着。園児を降ろし、屋外の駐車場に停車

▪14:10 バスで女児を発見。園の職員が消防に通報

▪15:34 搬送先の病院で死亡を確認。死因は熱中症。

水筒は空、服も脱いでいた

午前9時前に登園バスに取り残され、発見されるまで…5時間。

捜査関係者によると、バス車内の温度は50度を超えていたと言います。

発見されたときの様子を千奈ちゃんの父親は次のように語っています。

水筒に満タンにいれたのも、それも全部飲み干し、自分で上の服を全部脱いで裸になって、このまま最後まで裸で

千奈ちゃんは朝満タンに入れてもらった水筒を全部飲み干していていました。

先の説明の通り、この日の最高気温は30.5度。

3歳の幼児が徐々に高温になる車内で、暑さを凌ぐため満タンに入っていた水筒を飲み干して、服を脱いで…

意識も朦朧とする暑さの中で、懸命に命を繋ごうとしていた姿を想像すると可哀想で可哀想で胸が張り裂けそうです。

副担任は気づいていた

この日、朝の会の出欠点呼の段階で、副担任は千奈ちゃんが居ないことに気づいていたと言うのです。

以下、千奈ちゃんのお父さんの言葉

副担任は「千奈ちゃんいないんですけど、欠席になっていませんよ」と言いました。明らかな過失です。報告を受けています。いないという報告をうけているのに無視しました。

ふざけるな、くやしくてたまりません。

副担任は「欠席連絡は入っていないが、千奈ちゃんがいない」と担任に伝えていたというのです。

朝の会の時点で副担任の発言に対して担任や幼稚園が両親に電話したり、園内を探したり…何らかのアクションを起こしていれば!

これは明らかな人為的ミスです。悔やんでも悔やみきれません。

担任は確認せず

担任は、副担任から「欠席連絡は無いが、千奈ちゃんがいない」と報告を受けてからどの様な対応をしたのでしょうか。

以下、千奈ちゃんのお父さんの言葉

今までアプリ連絡を怠ったことや、電話を怠ったことは一度もありませんでした。

一度も欠席で連絡をしなかったということはありませんでした。

担任の方はそれを聞いて「あ、本当だね、おかしいね」で終わりました。

千奈がいないよと言う報告をうけているのに無視しました。

(登園後の)9時50分に出欠席のシールをはるというのがあります。その時にもそうだったと思い出してくれてくれれば…

警察にも話を聞いてその時は生きていたと聞きました。

こんな事が許されて良いのでしょうか…。

担任の先生は、千奈ちゃん及び千奈ちゃんのご家庭についてしっかりと把握していたのでしょうか。

先にお父さんが話しているように、「今までに一度も、欠席連絡を怠った事がない」ご家庭です。

いつもと違う状況があれば、どうしたのか?と、心配になるのではないでしょうか。

待ったなしの保育現場で、保育者は子どもに追われ、時間に追われ…本当に忙しい毎日を過ごしている事と想像します。

しかし、しっかり名前を覚え、顔を見て挨拶することの本質的な意味は、生存確認です!

もし…副担任と担任の間で、丁寧な『確認』がなされていたら…これは、絶対に防げた事件だったと思います。

普段の2倍の重さ…

千奈ちゃんのお父さんは、事件後変わり果てた娘の姿について、以下のように語っています。

子供の姿と違うので、そこだけはびっくりしないで下さいと言われて入りました。抱っこしてもいいといわれたので抱っこすると普段の2倍くらい重くて 何でこんな・・・

可愛い盛りの3歳の愛娘…

ご両親の気持ちを考えれば、突然のお別れは、言葉では言い表せないほど辛く苦しいものです。

詳しい内容はこちら▶河本千奈ちゃんの体重が2倍な5つの理由!水筒以外にも薬剤の投与が関係!?

私語はしない、最後に降りる

千奈ちゃんは日頃から「バスは最後に降りること」と、ご両親から教えられていたそうです。

バスに乗っているなかで(家が)一番近いから、バスを降りるときは一番最後に降りなさいと教育していた。この子は多分最後まで座って待っていたんだと思う。

千奈ちゃんの自宅は川崎幼稚園の近くにあります。そのため朝の通園時には、1番最後にバスに乗る形でした。

他のお友達は千奈ちゃんより早い時間に家を出て、バスに乗って来ているため、先に降ろしてあげようね・・・というご両親の配慮でしょう。

千奈ちゃんは乗っている時間が短いので他のお友達がバスを降りるまで待っていたのです。

そしてコロナ禍。

「バスの中ではおしゃべりをしないように」というご両親の教えをしっかりと守って・・・車内に取り残された後も職員が迎えに来るのを待っていたのでしょう。

素晴らしい教育ですね。そして、その教えをしっかりと守れる3歳の千奈ちゃん。

どうしてこんな悲劇が起きてしまったのか・・・。

私も本当に悔しさでいっぱいです。

あと10日で4歳の誕生日

河本千奈ちゃんはもうすぐ4歳の誕生日を迎えるはずでした。

以下は千奈ちゃんお父さんの言葉

あと10日で4歳だった。自分から洋服を脱いで、最後は上全部脱いで、水筒が空っぽだったんですよ!

昼間に気づいたらまだ生きていたって警察言ってましたよ!

あと10日で4歳のお誕生日を迎えるはずだった河本千奈ちゃん。

実は千奈ちゃんお母さんは妊娠中で、来年には兄弟が生まれる予定だったと言います。

日本には七五三という行事もあるくらい、昔は3歳まで無事に育ってくれる事が何よりものお祝いでした。

沢山の愛情をかけ、大切に大切に無事に3歳のお誕生日を迎え、幼稚園年少さんになり・・・

もうすぐ4歳。

出来ることも増え、言葉も増え、幼児から子供へと成長していく一番可愛い盛りです。

そして、夏休み前までは自宅が近いということもあり、お母さんが送迎をしていたそうですが、妊娠中の負担を減らすため、9月からバス通園を開始したばかりだったそうです。

赤ちゃんが生まれること、お姉ちゃんになることを心待ちにしていた千奈ちゃん。

ご家族の事を思うと、本当にやるせない気持ちでいっぱいです。

この事件は、絶対に起きてはならない事件でした。

まとめ

今回は、牧之原市川崎幼稚園で起きた事件について、千奈ちゃんのお父さんの言葉を中心にまとめてみました。

保護者説明会の中で聞こえてきた悲痛な言葉は、一生頭から離れません。

こんな事は絶対に起きてはいけない。本当に悔しい事件です。

園の今後の方針や加害者についてもまとめていきます。

引き続き国、行政からの指導・働きかけにも注目していきましょう。

【関連記事】河本千奈ちゃん、体重が「普段の2倍くらい重くて」の理由!父親の言葉

スポンサーリンク
スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次